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2005.12.24

長崎県防空本部跡を見なければ!

皆さんは『長崎県防空本部』(立山防空壕)をご存じでしたか?

僕もカナイも全く知らなかったのです。
 早く気がついて見に行けばよかったと思ったのは、実は自宅に帰り着いてからだったのです。
 長崎歴史文化博物館を見学し終わり、何気なく カナイが緑色のA4用紙の何気ない印刷物を取って、袋の中に入れたのでした。
 そして、帰ってきてから、いろいろ資料を整理していたら、見つけたのです。

 あなたも説明文を読んだら、見なくてはいけないと思うことでしょう。
もしかしたら、長崎歴史文化博物館よりも重要な施設ではないかと思うのです。
 次回、長崎に行ったときは、絶対に見てきます。
さて、その文章をご紹介したいと思います。

----------長崎県防空本部跡
<説明文書>
 長崎県防空本部は太平洋戦争中、県の防空施設の中心的役割を担うところで、空襲警報が発令されると、県知事ら要員が集まり、警備や救援・救護等各種応急対応の指揮、連絡手配に当たっていた場所であり、壕(ごう)内には知事室や警察部長室、防空監視対本部などが配置されていました。
 原爆投下時、この場所から想像を絶する原爆被害情報を国の防空総本部長官などへ送り、また、それと同時に市外各地に救援救護の手配を指令し、県外にも応援を求めました。
 この防空本部跡を公開するにあたり、壕(ごう)の内外には安全性を確保するための補強工事を行い、当時のこの場所にいた方の証言や現物資料などと併せて壕内に展示しています。
 被爆の実相や平和の大切さを感じていただくため、平成17年度に見学できるように整備したものです。
永野 若松 長崎県知事の証言(長崎県警察史 下巻より抜粋)=
 皆を知事室に集め、「それでは」と言いかけたところに、佐世保市長の小浦君がきて、室に入れたら、「広島はエライことになりましたね」という。「今、ちょうど、そのための会議を始めようとしたところだ」と言った途端に、電灯が消えた。
 壕の外に出てみた。
  遙か向こうの浦上方面一面が、真っ黒な煙に包まれ、赤い火の手はまだ見えなかったが、濛々として大火事となっており、ずっと高いところまで雲のような煙が立ちこめていたのである。
 しかし、眼下の旧市内にはまだ何事も起こっていない。
 室に帰ると、すでにドンドン警察の報告がきていた。
 ピカッと光って大きな爆音が聞こえ、広島の新型爆弾らしいものが落ちたが、管内の被害は軽微、人畜に死傷はなく、全壊家屋もない。
 硝子窓はみな割れ、半壊家屋は若干あったが、概ね小破損の程度だという。
 しかし、よく考えてみると、それはその筈であった。
 警察電話が通じ、すぐに報告できるような警察署からの第一報が、被害者軽微、人畜に死傷なしとしてくるのは、もとより当然のことであった。
 しかし、ある程度のことは、爆発直後すぐに、つぎつぎと判っていった。

 ※これは1945年(昭和20年)8月9日の原爆投下時、この防空本部にいた県知事の証言です。ここは爆心地から約2.7キロメートル離れているため、爆心地の状況がすぐには把握できず、初めは被害軽微としていましたが、その後の、浦上地区一帯(爆心地周辺)の詳細な情報が入ってくるにつれて、甚大な被害状況を国の防空総本部長官などへ送りました。
----------------

 ぼくは、この文章を読んで、背筋がサムかなりました。
 戦争の悲惨さというのは、何気ない文章から感じるのですね。そして、戦後60年の節目の年である今日、戦争の悲惨さが忘れ去られようとしている現在、このような施設を訪れ、長崎県知事の上記文章を思い浮かべると、まさに 映画の一シーンのように想像することが難くないのです。
 もし、長崎県に訪れることがありましたら、是非 長崎県防空本部跡に足を運んでいただきたいと願います。

幸運の招き猫 くまさんことくまボンでした!

るt-被爆建造物 長崎県防空本部跡 立山防空壕-
見学できるのは、一部分の部屋と通路だけになります。見学者の安全のため照明や柵、落石防止のための補強などが施されています。

・入場料:無料
・午前9時30分~午後5時まで
※毎月第3火曜日(祝日の場合はその翌日)
ただし、点検等による臨時休業があります。
・アクセス:路面電車 桜町 電停下車 徒歩9分
            路線バス 桜町公園前 バス停下車 徒歩7分

※長崎歴史文化博物館よりはかなり近いです。
<見学者は次のことを守ってください。>

・壕内では飲食、喫煙、落書き、集会など一般見学者に迷惑となるような行為は一切お断りします。
・ゴミの持ち帰り運動にご協力ください。
・壕内でのつまづき、スリップには十分注意してください。
・展示物には破損のおそれがあるため手を触れないでください。

※ご照会:長崎県原爆資料館
〒852-8117 長崎市平野町7-8 
電話番号 095-844-1231
ファクシミリ 095-846-5170
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